南海高野線の九度山駅(和歌山県九度山町)から歩いて約30分。険しい階段を上ると、県内外のスポーツ関係者らが勝利祈願に訪れるという「勝利寺」にたどり着く。
歴史ある寺院と秀吉の伝説
九度山町教育委員会によると、寺の名前の由来は不明だが、歴史ある寺院で、高野山を開いた弘法大師空海との関わりも深いという。古くから勝ち運を期待して参拝する人が絶えず、豊臣秀吉が必勝祈願に訪れたとの言い伝えも残る。
現在の参拝者とお守り
境内に立つ紙すき体験施設「紙遊苑」の担当者によると、野球やサッカーの少年チームの指導者や保護者らが参拝する姿が見受けられるという。同施設では勝利寺のお守り(500円)、近くの慈尊院では、勝利寺の御朱印(同)を授けている。
観光施策を担う町産業振興課の田村宏主幹は「かつてはプロ野球・南海ホークス(現・福岡ソフトバンクホークス)の関係者が必勝祈願に来たと聞く。インターハイに出る選手のほかにも、人生の『勝負事』を前にした皆さんが、参拝に訪れていただけるとうれしい」と話す。



