愛知・名古屋アジアパラ大会が開幕、共生社会への思いを観客が語る
愛知・名古屋アジアパラ大会開幕、共生社会への思いを観客が語る

障害のあるアスリートがアジアの頂点を競う愛知・名古屋アジアパラ大会が18日、開幕した。「共生社会の実現」を国内外に呼びかける祭典だ。開会式があった名古屋市瑞穂公園陸上競技場では、パラスポーツが人や社会にもたらす変化に、観客らがそれぞれの思いを寄せた。

観客が語るパラスポーツへの期待

「国際大会のセレモニーが好き」。車いすに乗る都築佳太さん(25)はそう話し、アジア大会の閉会式に続いて生で観戦しようと、愛知県安城市から両親と会場を訪れた。特に楽しみにしていたのは各国選手の入場だ。「スポーツマンシップで世界がつながってくれれば」。日本選手団が入場する際には「TEAM JAPAN」のタオルを振って応援した。

母の里美さん(53)は「各国の選手が見たことのない車いすに乗っているのを見るのも、楽しみのひとつ」と話した。

名古屋市の50代の女性会社員は70代の母親と短大生の娘(20)と親子3代で訪れた。「国際大会を見るのは生まれて初めて」と顔をほころばせた。車いすテニスを観戦する予定だといい、愛知県一宮市出身の小田凱人選手について「ぜひ活躍してほしい」と話した。

家族連れもパラスポーツに関心

名古屋市南区の貝瀬絵理さん(40)は「こんなに近くで見られることはない。せっかくだから」と家族7人で訪れた。「これをきっかけに(3人の)子供たちもパラスポーツに興味をもってくれたらいい。何かの時に思い出してもらえたら」と話した。

長女の小学6年莉子さんはクラブチームで陸上競技に取り組む。家族でも学校でもパラ陸上の観戦に出掛ける予定だ。「投げるものは違うけど、フォームの勉強になるかな」と特に投てき種目に注目している。

障害がある人の家族にとって…この記事は有料記事です。残り680文字。