「聖農」と呼ばれた秋田県潟上市ゆかりの農村指導者・石川理紀之助(1845~1915年)の縁で、同市と宮崎県都城市は16日、包括連携協定を締結する。連携事業の第1弾として、17、18日には潟上の物産PRを都城で行う。
石川理紀之助と都城市の縁
両市によると、農業指導などを通じて貧しい農民の救済に取り組んでいた理紀之助は、明治時代半ばに都城に滞在し、生活再建を果たした。その縁で、両市は2010年、小中学生による交流事業をスタート。1年交代で訪問を続けている。
包括協定の内容と今後の取り組み
児童・生徒間だけでなく、経済・産業、防災などにも交流の幅を広げ、地域活性化につなげようと包括協定を結ぶことにした。都城市の人口は約16万人。今後、市民交流や経済振興、防災面では大災害時の支援などを検討する。
締結式と物産PRの詳細
協定の締結式は都城市役所で行われ、鈴木雄大・潟上市長が出席する。物産PRは都城市の道の駅で開かれ、秋田米やナシ、きりたんぽ、いぶりがっこなどが販売される。潟上市企画政策課は「両市の物産PRを定期的に開催するなど、理紀之助の縁を地域発展に生かしたい」としている。