WOWOWとNTTドコモは24日、映像配信サービス「Lemino」を共同事業化し、新会社「WOWOW Lemino」が10月1日から運営を開始すると発表した。UEFAチャンピオンズリーグ全試合のライブ配信をはじめ、新旧100作品以上のWOWOWオリジナルドラマ、音楽ライブなどを順次追加し、コンテンツを大幅に拡充する。
合弁会社の概要と出資比率
両社は6月、Leminoの発展・拡充を目的とした資本業務提携契約を締結。WOWOWが設立した準備会社に、ドコモが運営するLemino事業を吸収分割の形で承継し、WOWOWが株式の51%、NTTドコモが49%を保有する合弁会社として事業を展開する。
準備会社は10月1日付で「WOWOW共同事業準備株式会社」から「株式会社WOWOW Lemino」へ商号を変更する予定。代表取締役社長には鈴木聡氏、代表取締役副社長には田中智則氏が就任する予定となっている。
スポーツ、ドラマ、音楽コンテンツの拡充
10月以降は、WOWOWが提供するスポーツ、オリジナルドラマ、音楽ライブなどをLeminoで順次配信する。スポーツでは、欧州サッカー「UEFAチャンピオンズリーグ」を10月以降全試合ライブ配信。「UEFAヨーロッパリーグ」は全試合、「UEFAカンファレンスリーグ」は注目試合、「UEFA女子チャンピオンズリーグ」は全試合を配信する。
テニスでは「木下グループジャパンオープンテニス」を9月28日の予選から大会最終日まで連日ライブ配信するほか、「Lifewear Day TOKYO 2026 with 錦織圭」「木下グループジャパンオープンテニスウィメンズ」「東レ パン パシフィック オープンテニス」、27年の全豪・全仏・全米オープンなどもラインナップ。ラグビーも、「ブレディスローカップ」「ネーションズチャンピオンシップ」「シックス・ネーションズ」「スーパーラグビー パシフィック」などを配信する。
ドラマでは、向井理主演の『連続ドラマW MR -医薬情報担当者-』を10月4日から、窪田正孝主演の『連続ドラマW マイ・スイート・ホーム』を同31日から配信。11月8日からは『連続ドラマW 恩田陸 ユージニア』、12月には『連続ドラマW 告解』を配信するほか、新旧100作品以上のWOWOWオリジナルドラマを順次追加する。
音楽では、幾田りら、Ado、TUBE、Chevon、ATEEZ、相川七瀬、中津川 WILD WOOD 2026、SUPER BEAVER、LOUDNESS、DREAMS COME TRUEらのライブコンテンツを展開。洋楽アーティストのライブも100タイトル超を順次追加する。さらに、井上芳雄のミュージカル番組『芳雄のミュー』など、エンタメコンテンツも配信する。
イベントやグッズでファンダム形成へ
新生Leminoでは、コンテンツの拡充に加え、ドコモが持つベニューや各種アセットを活用し、デジタルとリアルを横断するエンターテインメント体験も強化する。独占コンテンツに加え、チケットの先行販売、限定グッズ、イベントなどを組み合わせ、ファン同士や作品との接点を拡大。コンテンツ単体のファンからLeminoそのもののファンへとつながる“ファンダム”形成を目指す。
また、アーティスト、クリエイター、アスリート、コンテンツホルダーとの共同成長を通じ、新たなオリジナルコンテンツやIPを企画・開発。国内だけでなく、グローバルに展開できるIPの創出にも取り組んでいく。
WOWOW Leminoの鈴木聡代表取締役社長就任予定者は、今回の共同事業について、Leminoが「新たな成長ステージに入ります」とコメント。イベントなども含めた体験価値を提供し、「ファンとコンテンツをこれまで以上に深く結びつける新たなサービス」を目指すとしている。



