日本でもおなじみの緑色のニホンアマガエルが、津軽海峡や対馬海峡を渡って北東アジアに分布を広げたことが、広島大を中心とする5カ国の国際研究チームの解析で見えてきた。24日、科学誌サイエンティフィック・リポーツに発表された。
大陸から日本へは多いが、逆は珍しい
大陸から日本に渡ってきた動物は多いが、逆はあまり知られていない。
研究チームは日本と韓国の合計100地点でニホンアマガエルの組織を採取。ミトコンドリアと核の遺伝子を解析し、他国のデータもふまえて、地域集団の系統関係を調査した。
820万年前に誕生、東西2系統に分化
その結果、ニホンアマガエルが種として誕生したのは820万年ほど前で、近畿地方を境に、東西二つのグループに分かれたのが520万年ほど前とわかった。
さらに、東の系統は、100万~250万年ほど前に、本州から津軽海峡を渡った国内唯一の両生類とみられ、北海道からサハリンへと分布を広げた。
西の系統は対馬経由で大陸へ
西の系統は対馬を経てから海峡を渡り、朝鮮半島を経由して中国からモンゴル、ロシアへと広がったことがわかった。
東西2系統はそっくりで外見…この記事は有料記事です。残り414文字