プロ野球セ・リーグは3日、阪神の2年連続8度目のリーグ優勝が決まった。優勝へのマジックナンバーを「1」としていた阪神はこの日、デーゲームの広島戦で敗れたが、2位の巨人がナイターでDeNAに負けたため、阪神の2連覇が確定した。
球団史上初の連覇への思い
球団史上初の連覇。こみ上げてくる感情には、やはり格別な思いがあります。90年を超える阪神の歴史を彩ってきた先輩たちと同じ縦じまのユニホームを着て、このチームで新たな歴史を刻んだのですから。
今季も開幕投手を任され、先発ローテーションを守ることは最低限の責務、絶対条件でした。成績は安定した数字を残せましたが、今季は直球に「いい感覚」というものがなかなか得られず、球数が増え、先発として果たすべきイニング数を投げきれずに降板することも多くありました。本当に納得のいく試合はなく、もっともっとできたなという思いがあります。ポストシーズンではいい形で投げたいと思っています。
「考える力」を大切に
色紙には、マウンドで大事にしている「考える力」という言葉を記しました。登板直前は「絶対、勝つ」という強い意志のみを心に刻みますが、勢いだけに任せて、何も考えずにマウンドに立った試合はありません。いざ投球に入れば、一球ごとの意図や、この点差でどう投げれば、チームに勢いを生み出すことができるのか-。そうしたことを常に考えています。
今季は他の2人(才木浩人、高橋遥人)がいい投球をしてくれたので、特に心強く思っていました。救援陣もいい投手がたくさんいて、頼もしいです。
チームの結束力
今季から選手会長も務め、現場の声を迅速に上層部へ伝えるよう心がけました。それでチームに好循環が生まれればうれしく思います。今は2023年以降のリーグ優勝を経験したメンバーがほとんど。チームに焦りは見えず、どっしりとしています。選手の結束力はここ数年で最も強いと感じています。チーム内に好ライバルがいて、かつ本当に仲が良い。それが今季の優勝につながったのだと思います。