サッカー日本代表は28日の国際親善試合でベネズエラ代表に2-1で逆転勝ちした。GK小久保玲央ブライアン(シントトロイデン)が念願のA代表デビューを果たし、無失点でチームの勝利に貢献した。
前半終了間際の好セーブで無失点デビュー
0-0の前半終了間際、左CKを中央でフリーの相手に合わせられたが、右手1本で防ぐなど無失点。前半で交代したが、堂々の働きぶりを見せ、「(次のワールドカップ=W杯=へ)いいスタートダッシュが切れた。楽しめた」とうなずいた。
A代表初招集だった昨年11月は出番がなかった。昨季、ベルギー1部リーグでは正GKとして何度も「クリーンシート」(無失点)を達成し、チャンスが巡ってきた。この日、ピッチで久しぶりに君が代を歌い、「感情的になった」とも語った。
シュートストップが武器、守護神争いに名乗り
シュートストップが最大の売り。代表GK陣にはW杯北中米3カ国大会全試合でゴールを守った鈴木彩(アストンビラ)や昨季J1王者鹿島の早川らがおり、人材が豊富だ。それでも「3人ともタイプが違う。自分の武器を出したい」と力強い。
年下を「ちゃん」付けで呼び、積極的に距離を縮めるなど、コミュニケーション能力にたける。父はナイジェリア出身。一部海外メディアに国籍変更の可能性を報じられたが、小久保は「日本が好き。1ミリも変えたいと思ったことはない」と語る。18歳で海外へ移籍したのも「日本の勝利に貢献するため」と日の丸への思いは強い。
パリ五輪での活躍、試合後の反省も
2024年パリ五輪で好セーブを連発し、名前にちなんで「国防」という愛称も生まれた25歳。試合後には「ビルドアップで落ち着きをみせられたらよかった」と反省も忘れなかった。守護神争いに名乗りを上げた。