ウクライナ出身グチコフ、カンボジア代表でアジア大会出場
ウクライナ出身グチコフ、カンボジア代表でアジア大会出場

アジア競技大会の柔道が30日、名古屋市北区のIGアリーナで始まった。男子60キロ級には、ウクライナ出身で戦禍を逃れてカンボジアに渡り、同国代表の座をつかんだヴォロディーミル・グチコフさん(27)が出場した。2回戦で敗れたが、「ウクライナの柔道を見せることができた」と胸を張った。

出身地は攻撃強まるザポリージャ

ウクライナ中南部の主要都市ザポリージャ出身。ロシア軍がドローンなどによる攻撃を強めている地域だ。

2022年2月24日にロシア軍が侵攻を開始。当時、首都キーウの大学を卒業したばかりだったグチコフさんはその日の早朝、キーウにある空港から火の手が上がるのを自宅の窓から目撃したという。「第2次大戦で悲惨な戦闘の舞台になった両国が、戦争になるとはその瞬間まで信じられなかった」

プノンペンの大学院に進学

戦場に送られることを危惧し、プノンペンの大学院に進学した。