サッカー日本、北朝鮮から得た「学び」 辛勝でアジア大会4強入り
サッカー日本、北朝鮮から得た「学び」 辛勝で4強入り

愛知・名古屋アジア大会のサッカー男子準々決勝で、日本が北朝鮮に1-0で辛勝し、準決勝進出を決めた。試合後の記者会見で、大岩剛監督は「学びのある試合だった。圧倒的なプレッシングを受けて、受け身にまわってしまった。ゲームをコントロールすることができなかった」と反省点を並べた。

北朝鮮の激しいプレッシャーに苦戦

立ち上がりから北朝鮮の激しいプレスに手を焼き、球際の攻防で後手に回る展開が続いた。主将のDF市原吏音は「パワーを持って来るとは思っていたが、スピード感は想定していなかった。クオリティーが高く、個の力もあった」と振り返った。

前半39分にFWンワディケ・ウチェブライアン世雄がワンチャンスを生かして先取点を挙げたが、後半も北朝鮮に攻め込まれる時間が長く続き、GK荒木琉偉の好セーブもあって何とか白星をもぎ取った。

前回大会の因縁と相手の変化

試合前から「因縁の対決」として注目された。前回2023年杭州大会の準々決勝では、激しいチャージを繰り返した北朝鮮に6枚のイエローカードが出た上、日本代表スタッフの給水ボトルを奪い取る行為があり、波紋を呼んだ。

この日の北朝鮮は、体を強くぶつける接触プレーもあったが、豊富な運動量で球を追いながら、ボールをつないで日本のゴールに迫り、内容では日本を上回っていた。

市原主将が相手をたたえ、次戦へ

市原は「球際一つを取っても、彼らの気持ちを感じた。この試合にかけるメンタリティーは、自分たちも学ばなければいけない」と素直に相手をたたえた。

21歳以下のロサンゼルス五輪を目指す世代で臨む日本に対し、北朝鮮は23歳以下の選手に加えてオーバーエージ枠の選手もいた。1次リーグで完勝した3チームとは比べものにならないほど手ごわい相手だった。

市原は「こういう試合はアジアでも世界でも必ずある。ものにできたのがデカい。あと二つ、今日以上にタフな試合が続くと思う。自信を持って臨みたい」と力強く語った。次戦は30日、準決勝でウズベキスタンと対戦する。