第一三共ヘルスケアは9月17日と24日、東京女子学園高等学校(現・芝国際高等学校)の2年生を対象に、セルフケアをテーマとした探究授業を実施した。授業では、JTBグループが提供するメタバース空間上の社会体験学習プラットフォーム「PMYアカデミー」を活用した。
メタバース上の教室で5カテゴリーを学ぶ
初日は、生徒たちがタブレットを使ってPMYアカデミー内の第一三共ヘルスケア教室を訪問。「薬の知識」「美容」「運動」「食事」「生活」の5カテゴリーについて学んだほか、人生100年時代におけるセルフケアの重要性や同社のサステナビリティ活動について理解を深めた。
また、生徒たちは事前に正しい健康情報をクイズ形式で学べるWebコンテンツ「全国統一 セルフケア検定」を受検。その結果について解説を受けた。高校生全体の平均と比較すると、「洗顔」に関する問題の正答率は高かった一方、「薬の保管方法」や「薬と飲み物」に関する問題では正答率が低かったという。授業では、薬の用法・用量を守り、正しく使用・保管することの重要性も伝えられた。
1週間後に生徒が課題を発表
1週間後の2日目には、生徒たちが「薬の知識」「美容」「運動」「食事」「生活」の中からテーマを選び、「学校生活におけるセルフケアの課題」について発表を実施。課題や背景、改善に向けたアイデアをまとめて発表した。
「薬の知識」をテーマにしたチームは、薬と飲み物の組み合わせや痛み止めを飲むタイミング、朝食や栄養バランスの大切さなどをクイズ形式で紹介。グレープフルーツジュースが一部の薬の効き方に影響することや、カルシウムの吸収にはビタミンDが役立つことなどを学んだという。
生徒の声と今後の展開
発表後には、生徒たちが今回の学びについて振り返った。美容をテーマにした生徒からは「口臭対策として自分でも実践できる方法を知った」、運動をテーマにした生徒からは「ウォーキングや階段利用も運動になると分かった」、薬の知識をテーマにした生徒からは「薬の扱い方を見直すきっかけになった」といった声が聞かれた。
担当教員は、「探究学習では、知識を得るだけでなく、生徒自身が調べ、話し合い、体験できる仕組みをつくることが大切」とコメント。生徒が自らの生活と結び付けて考えられるテーマとして、セルフケアを評価した。
第一三共ヘルスケアでは、ヘルスリテラシー向上を目的とした取り組み「セルフケアアカデミー」を展開しており、PMYアカデミー内でもセルフケア啓発コンテンツを提供している。2025年には全国68校がPMYアカデミーを導入し、同社教室の利用者数は3,104人(37校)に達したという。