32年ぶりに日本で開催された愛知・名古屋アジア大会は4日、閉幕した。45カ国・地域から選手団1万5000人が集まり、大会をつくり上げた。開催競技数は五輪よりも多い全43競技。文化の異なるアジアの国や地域の多様性が競技にも反映された。
アジア独自の競技で日本選手が奮闘
「空中の格闘技」とも呼ばれるセパタクロー。男子レグ団体フィリピン戦で、足を大きく振り上げアタックする佐藤優樹。日本代表は銅メダルを獲得した=9月22日、パロマ瑞穂アリーナ(鴨川一也撮影)
東南アジアで生まれた足を使ったバレーのような「セパタクロー」、インド発祥の鬼ごっこのような「カバディ」、全世界での競技人口はサッカーに次ぐ2位ともいわれる「クリケット」。
カバディ男子グループリーグで相手の体に触れようと果敢に攻める日本の千葉央人。日本代表は強豪国バングラデシュを破る金星を挙げた=9月22日、東海市民体育館(鴨川一也撮影)
伝統武術と新種目も熱戦
中国の伝統武術をもとにした「武術太極拳」。女子剣術・槍術総合で銀メダルを獲得した貴田菜ノ花は、華麗な舞と剣さばきで観客の目を奪った=9月23日、愛知県武道館(酒井真大撮影)
eスポーツぷよぷよ決勝で15連鎖を成功させる栗原悠輝=9月26日、愛知県国際展示場(撮影・甘利慈)
クリケット女子で前回大会金メダルのインドと対戦する日本。平らな面がある板状のバットで、硬いボールを打つ岩崎桜奈=9月18日、愛知県口論義運動公園(鴨川一也撮影)
国内では「マイナースポーツ」と呼ばれる競技で、アジアの強豪国に果敢に立ち向かった日本選手たち。会場を沸かせたその躍動に写真で迫った。
新競技と写真特集
四方を壁に囲まれたコートで、ゴムボールをラケットで打ち合うスカッシュ。男子団体準々決勝でマレーシア選手と対戦する遠藤共峻=9月30日、名古屋金城ふ頭アリーナ(相川直輝撮影)
仮想現実(VR)技術を取り入れた新種目「バーチャルテコンドー」男女混合個人でフィリピン選手と対戦する鈴木颯。同種目ではVRゴーグルやセンサーを装着し、体の動きに合わせて仮想空間上の分身(アバター)を操作する。選手同士が接触しないため、怪我防止にもなるという=10月2日、豊橋市総合体育館(鴨志田拓海撮影)(写真報道局)