米スタンフォード大学の佐々木麟太郎選手(21)が19日、岩手県花巻市内で記者会見を開き、米大リーグ・マイアミマーリンズに入団する意向を正式に表明した。佐々木選手は、今月12日まで行われたMLBドラフト会議でマーリンズから8巡目、全体235位で指名を受けており、この日、自らの口で決断を語った。
「厳しい競争の世界に身を置きたい」
佐々木選手は会見で、「若いうちからあえて厳しい競争の世界に身を置いて、メジャーに挑戦したいと思った」と決断の理由を述べた。近日中にマーリンズの本拠地であるフロリダ州マイアミに渡り、チームに合流する予定だ。
昨秋のプロ野球ドラフト会議では福岡ソフトバンクホークスから1位指名を受けており、大学に残留する選択肢も含め、どの道を選ぶか注目が集まっていた。ソフトバンクに対しては、代理人を通じて18日夜に入団辞退の意向を伝えたという。
涙で語った「苦しい決断」
佐々木選手は「最後の最後まで悩んだ。(ソフトバンクは)大きな誠意を寄せていただいた球団だったので本当に心が苦しい。苦しい決断だった」と涙を浮かべながら打ち明けた。その上で、「たとえこの道が失敗したとしても後悔だけはしたくなかった。最終的にメジャーの舞台まで上がり、今回の決断が『これでよかった』と思えるような選手になれるように頑張っていきたい」と決意を新たにした。
佐々木選手は岩手県花巻市出身で、花巻東高校からスタンフォード大学に進学。同大では強打者として活躍し、今夏のMLBドラフトでマーリンズから指名を受けた。ソフトバンクからの1位指名を断っての米国挑戦は、日本の野球界でも大きな話題となっている。



