ハリケーン「サイモン」は、メキシコ西海岸に接近する中、5段階で2番目に強い「カテゴリー4」に発達した。10日夜から11日未明にかけて上陸すると予想されている。
最大風速は秒速約67メートルに
米国立ハリケーンセンター(NHC)によると、最大風速は秒速約67メートルに達しており、メキシコ中西部に接近するにつれてさらに勢力を強める可能性がある。
太平洋側でハリケーンが相次ぐ
米フロリダ州では、大西洋の今季最初のハリケーンとなった「イサイアス」による被害状況の調査が進む一方、メキシコではサイモンの接近に備えている。
太平洋側では今季、ハリケーンが相次いで発生している。強いエルニーニョ現象によってウィンドシアー(風向や風速の急激な変化)が弱まり、ハリケーンが発達しやすい状況となっているためだ。
観光地では備えと洪水の被害
太平洋岸の観光地プエルトバジャルタでは、10日朝は曇り空だったものの、海はまだ比較的穏やかだった。住民も、ハリケーンの接近をそれほど気にしていない様子だった。同市は、ハリケーンの勢力を弱める効果がある巨大な馬蹄形の湾に面している。
商店主らは店の入り口に土のうを積み、ドアや窓に板を打ち付けるなどの対策を進めていたが、差し迫った災害への危機感はあまり感じられなかった。
一方、さらに南に位置する観光地アカプルコでは、サイモンによる豪雨ですでに洪水が発生している。