アラブ首長国連邦(UAE)からイスラエルに向かっていた旅客機で副操縦士が機長を襲った事件で、イスラエル紙ハアレツなどは3日、イスラエル当局が事前にこの便の乗員名簿を受け取っていたと報じた。副操縦士はイスラエルと国交のないオマーン国籍であり、当局がチェックしていれば乗務は認められないはずだったという。
イスラエル当局の事前チェックの欠陥
イスラエルは航空各社との取り決めで、外交関係を持たない国の操縦士の乗務を認めていない。副操縦士は以前にもイスラエル行きの便で数回にわたって乗務していたという。
機長が明かした襲撃の瞬間
負傷した機長は3日、ベンヤミン・ネタニヤフ首相との電話で、副操縦士が「お祈りをしたい」と申し出た直後、後頭部に一撃を受けたと明かし、「力を振り絞り、(操縦室の)ドアを開けた」と語った。
副操縦士は開いたドアから操縦室に入った乗客に取り押さえられ、旅客機は墜落を免れた。