東洋経済の記者約100人を対象に実施したアンケート調査により、2024年のニュースランキングが決定した。1位に輝いたのは、元日に発生し甚大な被害をもたらした「能登半島地震」で、記者の約4割が最も印象に残るニュースとして挙げた。2位は20年ぶりの「新紙幣発行」、3位には史上最高値を更新した「日経平均株価」がランクインした。
能登半島地震が圧倒的支持
2024年1月1日に発生した能登半島地震は、最大震度7を観測し、石川県を中心に死者245人、全壊家屋約8000棟に上る未曾有の災害となった。記者からは「新年早々の衝撃」「復興の長期化が懸念される」といったコメントが寄せられた。能登半島地震は、防災意識の向上やインフラの強靭化の必要性を改めて浮き彫りにした。
新紙幣発行と日経平均最高値
2位の新紙幣発行は、7月3日に約20年ぶりに実施され、渋沢栄一(1万円札)、津田梅子(5000円札)、北里柴三郎(1000円札)の肖像が採用された。偽造防止技術の向上やキャッシュレス化の進展が背景にある。3位の日経平均株価は、2月22日に史上最高値の3万9134円を記録し、バブル期の最高値を34年ぶりに更新。半導体関連株や企業の好業績が牽引した。
政治・社会の注目ニュース
4位には「自民党派閥の政治資金問題」が入り、裏金疑惑や党役員の辞任が相次いだ。5位は「兵庫県知事のパワハラ疑惑」で、内部告発文書を巡る対応が波紋を呼んだ。6位は「東京都知事選挙」で、現職の小池百合子氏が3選を果たした。7位は「大谷翔平の50-50達成」で、メジャーリーグで前人未到の記録を達成し、日本中が沸いた。
国際情勢とテクノロジー
8位は「米大統領選挙でトランプ氏勝利」で、国際政治の不透明感が増した。9位は「パリ五輪・パラリンピック」で、日本選手の活躍が光った。10位には「生成AIの普及と規制」がランクインし、ChatGPTなどの活用が広がる一方で、著作権や倫理面での課題が浮上した。東洋経済の担当者は「2024年は自然災害と経済変動が顕著な年だった」と総括している。



