トヨタ自動車、新型EV「bZ4X」を全面改良 航続距離600km超を実現
トヨタ、新型EV「bZ4X」全面改良 航続600km超 (05.07.2026)

トヨタ自動車は、2025年に発売を予定している電気自動車(EV)「bZ4X」の全面改良モデルにおいて、航続距離を600km以上に延ばす方針を固めた。これは、現行モデルの約500kmから大幅な向上となる。同社の関係者が明らかにした。

バッテリーとモーターの革新

新型bZ4Xでは、バッテリーのエネルギー密度を高めるとともに、モーターの効率を向上させることで航続距離を延ばす。具体的には、バッテリー容量を現行の71.4kWhから約80kWhに増やし、モーターの出力も向上させる。これにより、航続距離はWLTCモードで600kmを超える見通しだ。

また、バッテリーの冷却システムも改良し、急速充電時の発熱を抑えることで、充電時間の短縮も図る。同社は「バッテリーの寿命や安全性にも配慮した設計を採用する」と述べている。

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価格と販売戦略

価格については、現行モデルの約600万円から10%程度の値上げを見込んでおり、約660万円前後になる可能性が高い。トヨタは「改良によるコスト増を吸収しつつ、競争力のある価格設定を目指す」と説明する。

販売台数目標は、年間1万台を計画。日本国内だけでなく、北米や欧州など海外市場でも販売を強化する方針だ。特に、北米では2025年に発売予定の新型EVとの競合が激しくなることが予想される。

トヨタのEV戦略

トヨタは、2030年までにEVの世界販売台数を350万台とする目標を掲げている。bZ4Xはその中核を担うモデルであり、今回の全面改良で競争力を高める狙いだ。同社は「EVの普及には航続距離の向上が不可欠」と強調する。

一方で、トヨタは水素エンジン車やハイブリッド車の開発も継続しており、多様なパワートレイン戦略を推進している。しかし、EVシフトの加速を受けて、bZ4Xの改良は同社の電動化戦略において重要な位置づけとなる。

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