建設現場で建材用アスベスト(石綿)を吸って肺がんなどを発症したとして、元建設労働者や遺族ら61人が建材メーカー12社に対して計約7億8000万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が29日、大阪地裁であった。成田晋司裁判長(徳地淳裁判長代読)は、うち8社の賠償責任を認め、計約4億5000万円の支払いを命じた。
判決の内容
判決では、8社は石綿関連の疾患を発症させる危険性を予見できたのに、警告する義務を怠っていたと認定した。一方、市場占有率が低かった4社については賠償責任を認めなかった。
代理人の訴え
判決後、大阪市内で記者会見した代理人の位田浩弁護士は「利益を得ていたメーカーは速やかに被災者の救済をしてほしい」と訴えた。



