出版取次大手の日販グループホールディングスが、米国のAI(人工知能)開発企業アンソロピックに大量の書籍を販売していたとして、日本の出版社約380社が所属する業界団体「日本書籍出版協会(書協)」が日販に事実確認を求める書面を送ったことが18日、わかった。販売された書籍はアンソロピックがAI学習に使用した可能性もあるとして反発している。
書協が求めた説明内容
複数の出版関係者によると、書協は書面で、アンソロピックに渡った書籍のなかに、書協加盟出版社の発行物が含まれていたかどうかや、含まれていた場合の詳細について説明を求めた。また、日販が海外業者に出版社の了承なく大量販売した場合の法的整合性などについても尋ねている。
新たな販売取りやめも要求
さらに、AI学習を目的とした書籍の新たな販売の取りやめも要求。AI学習目的の書籍供給について考え方を示すよう求めた。
日販がアンソロピックに書籍を販売した経緯や規模については、現時点で詳細は明らかになっていない。



