「過労死ライン」超え従業員いた事業所、県内62か所…労働基準監督署が立ち入り調査
「過労死ライン」超え従業員、県内62か所 香川労働局が発表

香川労働局は、長時間労働が疑われる事業所212か所への2025年度の監督指導結果を発表した。107か所で違法な時間外労働があったとして是正勧告した。うち、時間外労働が「過労死ライン」とされる月80時間を超えた従業員がいた事業所は62か所に上った。

対象は通報や労災請求があった事業所

同労働局によると、違法な時間外労働の情報が寄せられたり、過去に過労死の労災保険給付の請求があったりした事業所212か所を対象に、県内5署の労働基準監督署が立ち入り調査した。約7割が従業員29人以下の事業所だったという。

是正勧告の内容と過労防止措置の状況

是正勧告した107事業所では、労働基準法に基づく協定を労使間で結んでいなかったり、協定での限度を超えたりする違法な時間外労働が確認された。時間外労働が月100時間超の従業員がいた事業所は32か所。150時間超も4か所あった。

29か所では、残業賃金が適切に支払われていなかった。健康診断の未実施や労働時間の未把握など、法で定められた過労防止措置を講じていない事業所は39か所だった。