千葉市中央区稲荷町にあるJR線の下を通るアンダーパスで、8月の豪雨により車が水没し、女性1人が死亡した。現場を歩いて当日の証言をたどると、1時間前までは車が通行できる状態だったことが分かった。
1時間前は「路面がぬれる程度」
近くに住む70代男性は8月13日夕、親族10人ほどと食事に出かけた。帰宅したのは午後5時半ごろで、雨は路面がぬれる程度だった。アンダーパスをくぐって戻ってきたという。
この日はお盆の初日、いわゆる「迎え盆」。午後6時半ごろ、寺へ行こうかと話していた時、小学生の孫が「外が大変なことになっている」と告げた。玄関を開けると、目の前の道には車3台が浮いていた。
過去10年の解析雨量で判明した傾向
過去10年の解析雨量から、雨が1時間後に恐怖を感じるほどに急変する傾向が明らかになった。その傾向は、13人が亡くなった8月の千葉豪雨でも同様だった。
消防隊員らの救助活動が行われた現場では、車が水没し、女性1人が死亡した。記者は、死者が見つかった現場を歩いて当日の証言をたどった。