千葉豪雨で「避難=避難所へ行くこと」ではないと専門家が指摘、自治体の避難情報判断に限界
千葉豪雨、避難所だけではない避難の形 専門家が指摘する限界

千葉県を襲った記録的な豪雨で、自治体が避難情報を出すタイミングの判断が難しくなっている。雨の降り方が急変する中、自治体によって対応が分かれた。

大網白里市では避難指示まで約3時間

大網白里市には8月13日午後8時1分、レベル4大雨危険警報が出された。市が市内全域に避難指示を出したのは約3時間後だ。

市によると、避難所を開設してから避難指示を出す方針だったが、自宅前が冠水して動けない職員もいた。午後10時15分にはレベル5大雨特別警報に。開設準備が整うのを待ち、午後11時に避難指示を発令した。

市川市は警報から11分で避難指示

一方、市川市には午後4時27分、レベル4大雨危険警報が発表された。市は11分後の午後4時38分、一部地域に避難指示を出した。

市の担当者は7月に市内でレベル3大雨警報が出た際、10分足らずでレベル4に上がった経験が念頭にあったと説明する。

「より安全な選択肢をとってもらおうと『空振り』をしてもよいと思って発令した」。早めに避難所の開設などに備え、職員を配置していたという。

夜間の移動は危険、避難指示を控える自治体も

夜間の移動は危険だとして、避難指示の発令を控える自治体もあった。白子町は13日夜に避難所を…

この記事は有料記事です。残り809文字