山口県防府市や周南市、国などでつくる佐波川渇水調整協議会は3日、流域の佐波川ダムと島地川ダムで、9日にも10%の取水制限を始める方針を決めた。梅雨明けからの少雨で貯水率が50%を切る見通しとなったためだ。
貯水率は平年より約10ポイント低い
国土交通省山口河川国道事務所によると、両ダムは防府市や周南市、県企業局などに水道、農業、工業用水を供給している。3日時点の両ダムの合計貯水率は55・1%で、平年より約10ポイント低い。
取水制限は今年2回目で、令和に入って頻発している。同事務所は「10%だと生活への影響はほとんどない」としている。
雨が続かなければ制限は20%へ拡大
今後も雨が降らなければ、今月中旬には貯水率が30%を切り、制限は20%に拡大するとみられる。
県内では他のダムでも貯水量が減っており、宇部市の県管理の厚東川ダムと宇部丸山ダムでは、工業用水で40%、水道用水で10%の自主節水が行われている。
8月の降水量は平年の9%にとどまる
気象庁によると、8月は雨がほとんど降らず、山口市の降水量は平年の9%だった。9月は4日にかけて24時間最大雨量が120ミリのまとまった雨が予報されているが、今後2週間の降水量は少ないという。



