熊本地震から2週間で業務再開、八代の老舗書店が2学期に教材を届ける
熊本地震、八代の老舗書店が2週間で再開し教材配送

7月に最大震度7を観測した熊本地震で甚大な被害を受けた熊本県八代市鏡町。多くの商店や飲食店が休業する中、学校用の教科書や教材を扱う老舗書店「庄野学生堂」が、発災から約2週間の早さで業務を再開した。八代市では28日に小中学校の2学期がスタートし、なんとか教材を届け終えた。

創業1937年、地域の教育現場を支える老舗

庄野学生堂は昭和12(1937)年創業。八代市や氷川町にある50以上の小中学校に教科書を配達する他、理科の教材やピアノなどの楽器も納入しており、長年地域の教育現場に貢献してきた。

地震の被害と再建への奔走

今回の地震では多くの棚が倒れ、店内に陳列していた商品が破損。置いていた文具の4割を処分し、書籍は2割ほどを返本することになった。店舗や倉庫の片付けに追われつつ、2学期が始まる前に各校に教材を届ける必要があり、8月半ばに業務を再開した。

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酷暑の中、配達に奔走していた営業担当の庄野健次さん(61)は「しばらく忙しかったですが、ピークは過ぎました」と胸をなでおろす。4代目の庄野真一社長(62)は「これからも迅速に教科書や教材をお届けすることで、教育現場の要望に応えていきたいですね」と話す。

ようやく自宅の片付けに集中できるようになったといい、災害ごみ置き場との往復を繰り返している。「地震で八代を離れる人が出て過疎化に拍車がかかるかもしれないが、なるようにしかならない。これより下にいくことはないので、あとは上がっていくだけです」

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