松前署と松前町は3日、大規模な地震や津波などの災害時、警察署の代替施設として町有の松前藩屋敷を活用できるよう、協定を締結した。屋敷は同署から1キロ程度と近く、庁舎が被災した場合でも迅速に対応できるようにする。
庁舎の津波リスクと代替施設の選定
同署によると、庁舎は海抜7メートルにあり、大規模な地震発生時には津波被害が想定される。一方、松前藩屋敷は江戸時代の城下町を再現した観光施設で、海抜40メートルに位置する。海沿いの国道が寸断されても同署から徒歩で移動できるほか、駐車場も広く、警察車両の出入りやヘリコプターの離着陸も可能という。
災害警備本部としての活用と今後の訓練
同署は屋敷を災害警備本部などとして利用し、これまで庁舎の代替施設としていた松前消防署とあわせて活用する予定だ。この日は、若佐智弘町長と同署の駿河誠署長が陣羽織姿で登場し、協定を結んだ。近く同署から屋敷に災害対応拠点を移す訓練も行う。駿河署長は「町と連携を図り、スピーディーに災害に対応していく」としている。



