4月1日に導入された自転車の交通違反に反則金を科す「青切符制度」で、鳥取県内の交付は16件(9月末時点)だった。携帯電話を使用した違反者が最も多く、県警交通指導課は「捕まえるためではなく、事故を起こさないための制度。引き続き交通事故防止に努めてほしい」と呼びかけている。
違反の内訳と反則金
携帯電話の使用(反則金1万2000円)は12件(画像注視9件、通話3件)で、遮断踏切立ち入り(同7000円)が1件、一時不停止(同5000円)2件、2人乗り(同3000円)1件だった。「青切符」は16歳以上が対象で、交付を受けた違反者は、一定期間内に反則金を納めれば刑事罰を科されずに済む。16件のうち不納付はないという。
「ながらスマホ」への警戒
携帯電話を使用したいわゆる「ながらスマホ」については、事故を起こすなど交通の危険を生じさせた場合、青切符ではなく「1年以下の拘禁刑または30万円以下の罰金」に問われる刑事手続きとなる。同課の北浦弘昭次席は「特に危険性が高い『ながらスマホ』は絶対にやめてほしい」と警鐘を鳴らす。
指導警告は大幅減、周知活動も継続
113の違反行為に適用される制度の導入は、自転車の運転マナー向上につながっている側面もある。今年4~9月の自転車運転手に対する指導警告は、昨年同期比277件減の384件と大幅に改善した。人身交通事故も同じく18件減の36件で、県警は「青切符を交付されないよう、ルール順守の意識が高まった可能性がある」とみる。
県警は県教育委員会に青切符制度に関するチラシのデータを提供し、中高生への配布を依頼するなど引き続き周知を図っている。高校生に青切符が交付された事例も踏まえ、県警交通企画課の源内武美次席は「自動車の運転免許と違い、自転車は体系的に交通ルールを学ぶ機会が少ない。若い世代にも積極的に周知したい」と話している。