やまゆり園殺害事件10年、障害者らが献花「関心薄れむなしい」
やまゆり園殺害事件10年、障害者ら献花「関心薄れ」

事件発生から10年となった26日、相模原市緑区の知的障害者福祉施設「津久井やまゆり園」には、地元住民や障害のある人らが県内外から訪れ、献花を行った。

献花と交流の場

体育館では、入所者らが来園者に手作りのコースターを手渡し、交流を深めた。慰霊碑の前で手を合わせ、犠牲者の冥福を祈る人の姿も見られた。

神奈川県愛川町の男性(41)は、命の大切さを感じてもらいたいと、事件当日の午前1時頃に生まれた長男(10)と訪れた。「平和な社会が広がってほしい」と優しい表情で語った。

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東京都の男児(6)は、父(38)と一緒に手を合わせた。父から周囲の人を大切にするよう教えられているといい、「友達に優しく接していきたい」と話した。

障害者や家族の思い

障害のある人やその家族の姿も多く見られた。先天性の脳性まひで車いす生活を送る東京都中野区の和田拓也さん(33)はユリの花を手向け、「事件を覚えている人、関心のある人が少なくなっていることにむなしさがある」と嘆き、「少しでも皆がつらい思いをしなくていい社会になってほしい」と話した。

徳島県北島町から訪れたヘルパーの女性(56)は息子が重度の知的障害を持っているといい、「(事件を起こした男の)『障害者は生きている意味がない』という主張は自分の息子のことを言われているようで心底許せなかった」と振り返った。

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