関東地方を中心とした大雨で、最も危険な「レベル5土砂災害特別警報」が出た伊豆諸島の新島村では、住民や観光客が不安な一夜を過ごした。首都圏では在来線が一部運休となり、通勤客の足を直撃した。
新島村では船便が欠航、民宿では停電も
新島発の東京・竹芝桟橋、静岡・下田行きの船便は6日欠航し、7日も欠航が決まっている。
新島村の民宿「富八」従業員の富田昇さん(74)によると、6日午後9時頃から、強い雨が一晩中降り続いた。雨の影響で民宿は一時停電。宿泊中の12人の客の中には、船の欠航により延泊となった人もいたといい、富田さんは「宿泊客の安全は確保されているが、この状況では今日も帰れない人もいる。早く雨が落ち着いてほしい」と話した。
首都圏の鉄道は本数減、新宿駅では入場規制も
大雨は首都圏の通勤・通学ラッシュに影響した。JR東日本によると、山手線や京浜東北線など首都圏の主要各線は、始発から運転本数を2~3割減らして運行した。
JR新宿駅では7日朝、計画運休を知らせるモニターを確認する通勤・通学客らが目立った。午前8時頃にはホーム上が混雑し、「一部の階段やエスカレーターで入場規制を行う」とのアナウンスが流れた。
東京都三鷹市の大学3年(21)は「電車の本数が減らされていたので、時間通りに目的地に着けるか不安だった。電車の中はひどく混雑しており疲れた」と話した。
JR大宮駅では7日朝、早朝に起きた人身事故の影響もあり、新幹線に遅れが出るなどして混雑していた。出張で岩手県へ向かう予定という東京都板橋区の会社員(50)は、新幹線の改札前で「遅れが出て、予定の変更をしなければならないので困っている」と肩を落とした。
都内などで学校の休校が相次ぐ
学校の休校も相次いだ。都内では、千代田、品川など10区と13市町村で、計470の小学校と計226の中学校が休校となった。横浜、千葉、さいたま市なども市立小中学校や特別支援学校を休校とした。



