店先で赤白青のサインポールが回る昔ながらの「床屋さん」を見かける機会が減っている。代わりに増えてきたのが、個性を打ち出した理容室だ。今時の店舗をのぞいてみた。
木目調とアンティークが醸す高級感
9月中旬、東京都渋谷区の理容室「ザ・バーバー 渋谷」を訪ねると、木目調に統一された内装で、棚にはカメラなどのアンティークの品が並ぶ。ジャズの音楽が控えめに流れる。
髪を切る座席は、仕切りを設けた半個室になっていて、他の客の目が気にならないよう配慮されている。理容師は皆、ジャケット姿ではさみを動かす。高級感漂う空間だ。
人気のコースと利用者の声
カット、シェービング、頭皮や顔を刺激する「ヘッドスパ」を組み合わせたコース(1万5500円)などが人気。都内や米国・ニューヨークで計7店を展開する。
サイドを短くカットし、頭皮をもみほぐしてもらった常連客で会社役員の男性(49)は「落ち着いた空間で気持ちもさっぱりできた」と満足そう。担当した理容師の内田宜位さん(47)は「極上のサービスを提供することを大事にしている」と話す。