那須烏山市議会、簗農水相の予算カット発言に抗議決議を全会一致で可決
那須烏山市議会、簗農水相の予算カット発言に抗議決議

自民党の簗和生農林水産相が、選挙で自身を支持しなかった首長の自治体予算を「カットした」と発言した問題で、名指しされた栃木県那須烏山市の市議会は10月14日、臨時会を開き、簗氏に対する抗議決議案を全会一致で可決した。「市民に対し早急に説明を」などと求めている。

決議の内容と背景

決議は「簗和生衆議院議員の言動に対し強く抗議する決議」。簗氏が言及した社会資本整備総合交付金は、自然災害への対応や住民の生命と安全を守るための極めて重要な財源と指摘。その上で、「那須烏山市民に大きな不安を抱かせる言動をした簗和生衆議院議員に対し強く抗議するとともに、那須烏山市民に対して説明する場を早急に設けることを求める」とした。加えて、自治体に対する国の予算について、政治的な立場や選挙での対応などで左右されるとの疑念を抱かせることのないよう厳しく求めた。

臨時会の開催経緯

問題が明らかになった後、市議の中から「簗氏の発言に対し、市議会として態度を示すべきだ」との意見が出たため、抗議決議案の採決を決め、臨時会が招集された。抗議決議案は議員提案になるため、午前10時開会の本会議には、川俣純子市長ら市幹部は出席しなかった。

他自治体への影響

同じく簗氏から名指しされた栃木県那珂川町の町議会でも、抗議決議が検討されている。