英MI5長官、AIでテロリストが生物兵器開発の恐れと警告
英MI5長官、AIでテロリストが生物兵器開発の恐れと警告

英情報機関・国家保安部(MI5)のケン・マッカラム長官は13日、ロンドン市内で行った年次報告で、テロリストが人工知能(AI)を利用して「攻撃手法の強化を試みている」と警鐘を鳴らした。「最も懸念されるケース」として、新たな生物兵器の開発につながる可能性を挙げた。

AIへの懸念と専門部署の設置

マッカラム氏はAIについて「人類史において、我々は自分たちよりも賢く、思考で上回る存在と相対した経験がない」と訴え、安全保障上の観点から深刻に注視すべきだと強調した。その上で、MI5としてAIのリスクを分析する専門部署を設置したと明らかにした。

敵対勢力による脅威の増大

一方、敵対的な外交勢力が絡む事件が過去10年で4倍に増えており、脅威レベルが上がっているとも指摘した。ロシアやイラン、中国を名指しし、「冷戦期よりも資源を割いて対応している」と述べた。