東京都内の神代団地で、鷹匠による「放鷹」が害鳥対策として効果を上げている。鳩やカラスの糞害やゴミ荒らしが激減し、住民からも好評だ。
カラスは車のエンジン音で鷹匠を認識
鷹匠の江頭さんによると、カラスは非常に賢く、彼の車のエンジン音を覚えているという。「車のエンジンを切った段階で、真上の電線や枝に止まって『ワーッ』と鳴いて威嚇してくる。完全に“敵”として認定されています」。さらに、カラス同士で情報交換をしているらしく、敷地に入ると仲間が一斉に騒ぎ出すという。
放鷹の効果:糞害とゴミ荒らしが激減
団地内を鷹を連れてパトロールするだけで、カラスへのけん制効果がある。1時間ほどのパトロール後、江頭さんは鳩の潜伏ポイントを記録する。さらに、ゴミ収集日に合わせて鷹を放ち、カラスに「ここは危険な場所」と学習させるピンポイントな奇襲も行う。「カラスは賢いからこそ、一度学習すれば効果は絶大です」と江頭さん。
女性鷹匠が増えている理由
鷹匠の世界では、最近若い女性が増えている。江頭さんの会社の後輩3人は全員女性だ。「職人肌の50代、60代の男性というイメージが強いですが、最近この業界に飛び込んでくるのは女性の方が多いんです」と語る。
ハトやカラスとの攻防の歴史
団地と害鳥との攻防は長く、放鷹はその有効な手段として注目されている。神代団地の取り組みは、他の地域でも参考にされる可能性がある。



