中部電社長、御前崎市訪問へ 不正報告書受理で原特委に出席し謝罪へ
中部電社長、御前崎市訪問へ 不正報告書受理で原特委に出席し謝罪へ

中部電力(本店・名古屋)は11日、浜岡原子力発電所(御前崎市)の基準地震動のデータ不正に関する調査委員会の報告書を受理した。これを受け、同社の林欣吾社長が15日に御前崎市や近隣3市のほか県を訪れるとともに、御前崎市の臨時原子力対策特別委員会(原特委)に出席し、直接説明と謝罪をする方向で調整していることが分かった。複数の中部電や同市関係者らが明らかにした。

社長が地元議会で直接説明

社長が地元議会で説明に立つことで最大限の誠意を示すのが狙いだ。ただ、同原発の再稼働に向けた審査申請取り下げも検討される中、厳しい質問が想定され、紛糾する事態も考えられる。

訪問日程と原特委出席

林社長は15日朝に御前崎市の下村勝市長と面会した後、近隣の牧之原、菊川、掛川の3市と県を訪れ各首長に説明と謝罪を行う。その後、御前崎市に戻り、臨時の原特委に出席する予定だ。

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不祥事受け経営責任問う声

浜岡原発を巡り相次ぐ不祥事では豊田哲也・原子力本部長が原特委で説明と謝罪を行ってきた。だが、「社長には市議会で直接説明する意思がないのか」との批判の声があり、調査報告書の受理という節目で、社長が原特委に出席することになった。

同報告書の受理とともに浮上した浜岡原発3、4号機の再稼働に向けた原子力規制委員会への審査申請を取り下げる動きについて、同議会内には「再稼働断念に向けた第一歩ではないのか」との見方もある。このため、原特委では同調査報告書を受けた林社長自身の経営責任のほか、今後の浜岡原発について踏み込んだ質問も予想される。

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