やまゆり園事件10年、犠牲者美帆さんの兄が手記「社会に変化を」
やまゆり園事件10年、犠牲者兄が手記

相模原市の知的障害者福祉施設「津久井やまゆり園」で入所者ら45人が殺傷された事件は26日で10年となった。元職員の男の凶行で命を奪われた美帆さん(当時19歳)の兄(31)が、妹への思いをつづった手記を読売新聞に寄せた。

「美帆がとびはねてもにらまれない社会に」

兄は手記で「今は美帆がとびはねても周りの人からにらまれることのない社会になってほしい」と願いを述べた。事件から10年がたち、多くの取材を受ける中で「美帆ならどう思うかな」と考えるようになったという。好きだった食べ物や幼い頃の思い出を聞かれ、自分なりに答えているが、妹ならどう答えるのか知りたいとつづった。

また、母や祖母がたくさん泣き、生活ができなくなるのではないかと不安だったと振り返りながらも、裁判や鎮魂のモニュメント作り、体調を崩した祖母の介護など、多くの人に助けられて乗り越えられたと感謝した。最後に「これからも見守り続けてくれると嬉しい。会いたい」と結んだ。

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