米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)が今月12日、日本でウクライナ侵略に必要なハイテク機器のロシアへの密輸を統括するロシア軍参謀本部情報総局(GRU)の将校と報じた男性が、同記事の報道後に出国したことが公安関係者への取材で明らかになった。
支店長として活動か
公安関係者によると、この男性が日本に入国したのは2024年2月頃とみられ、同月からロシアの航空最大手アエロフロートの東京支店長を務めていた。12日の報道直後に出国したことが確認されたという。
密輸ルートと日本製部品
同紙は、男性が同支店の社員と身分を偽ったGRU将校だったと報じた。ハイテク機器や工作機械を買い付け、アエロフロートと協力する東京都内の運送企業を通じて第三国に輸出した上で、ロシアに運び出していたとされる。
また、ウクライナ政府の推計として、ロシアのミサイルや無人機の9割に日本製部品が使われていると指摘。ウクライナは日本に対し、日本の技術が密輸された「証拠」を提供し、輸出管理の徹底を求めたと報じられている。



