紀子さま、大阪のこどもホスピス訪問 アジア初の医療型施設で交流
紀子さま、大阪のこどもホスピス訪問 アジア初の医療型施設で交流

秋篠宮妃紀子さまは23、24日、大阪府内の「こどもホスピス」を相次いで訪ね、利用する子どもらと交流した。紀子さまは以前から重い病気や障害を抱えた子どもらの学びや遊びを支える施設に関心を寄せ、取り組みは各地に広まりつつある。

淀川キリスト教病院のこどもホスピスで交流

紀子さまは23日午後、大阪市東淀川区にある淀川キリスト教病院の子どもホスピスに足を運んだ。鍋谷まこと院長(64)らによると、約1時間の滞在の中で5~19歳の6人らと交流。重い障害などで歩くことが難しい子らが、タッチ式のハンドベルで「ハッピー・バースデー・トゥ・ユー」を演奏し、柔らかな花紙で作った花束を渡し、今月誕生日を迎えた紀子さまを祝ったという。紀子さまは一人ひとりのもとに歩み寄り、手を添えるなどして言葉をかけたり、絵本の読み聞かせをしたりした。

小児がんで子を亡くした家族との面会

これに先立ち、紀子さまは小児がんで子どもを亡くした2組の家族とも面会。子を亡くした悲しみを思いやりつつ、家族が持参したアルバムを見て、「楽しく過ごされたんですね」などと話を聞いた。病院スタッフにはこれまでの活動をねぎらい、「これからも頑張ってください」と励ましたという。

鍋谷さんは「(視察を通して)子どもの存在をいとおしむこうした取り組みが大切だ、ということを示していただいたように思う。非常に励みになった」と振り返った。

アジア初の医療型こどもホスピス

こどもホスピスは、がんなどの重い病気や障害を抱え、生命が脅かされる状態(LTC)の子どもが遊びや学び、家族との時間などを通して、生き生きと過ごせることを目指す。医療機関が運営する「医療型」のほか、寄付などを財源に公益社団法人やNPOなどが開設する「地域型」などがある。

淀川キリスト教病院の施設は、アジア初の医療型のこどもホスピスで、起源とされる英・オックスフォードの「ヘレン・ダグラス・ハウス」のシスターからの提案を受け、2012年に開設された。シスターの友人で、2007年に現地を訪れた上皇后美智子さまも、設立に向けて奔走する関係者を励ましたという。