厚生労働省本省の地方課職員が、情報公開請求に応じて開示した文書を別人に誤送付していたことがわかった。文書には請求者の名前や住所、電話番号などの個人情報が含まれていた。同省は「宛先をダブルチェックする仕組みだが、しなかったことが原因だ」と説明している。
誤送付の経緯
厚労省によると、職員は過去に郵便物を送ったことのある別人の宛先ラベルを誤って封筒に貼り付け、2026年7月3日に発送したという。本来は複数人で確認すべき封筒への封入作業を、1人で行っていたことが原因とされる。
文書はすでに回収済みで、本来の請求者には後日直接届けて謝罪する予定だ。
開示請求の背景
関係者によると、請求者は2025年12月に木更津労働基準監督署で職員が文書を紛失した問題について、情報開示を請求していた。紛失した文書には、療養費の請求書などが含まれ、対象者の名前や住所、傷病名、銀行口座情報などが記載されていたという。
朝日新聞の取材に
朝日新聞は2026年7月23日に厚労省に質問し、28日午前中までの回答を求めていた。同省は27日になって開示文書の誤送付があったと発表した。ただし、開示請求の内容については「個別の事案に関わるため答えられない」として明らかにしていない。



