今年の「シルバーウィーク」は9月19日から23日。土日祝日が休みの学校や職場では5連休になります。内閣府によると、9月にこの規模の連休があるのは11年ぶりだそうです。なぜなのでしょうか。
今年のカレンダーをみると、19日の土曜、20日の日曜に続いて、21日は敬老の日、22日は国民の休日、23日は秋分の日、と記されている。
連休のカギは22日
連休の鍵となっているのが22日の「国民の休日」だ。例年であれば平日のこの日が、今年はなぜ休みになるのかを調べると、「国民の祝日に関する法律(祝日法)」に行き着く。
祝日法3条3項に基づくと、前日と翌日が祝日で、その日自体が祝日でない場合は休日になる。今回のケースに当てはめると、22日は敬老の日(21日)と秋分の日(23日)に挟まれており、オセロのように平日が休日に変わる。
内閣府によると、このしくみは1985(昭和60)年、議員立法により導入された。その際焦点だったのが5月4日。ゴールデンウィーク中の憲法記念日(5月3日)とこどもの日(5月5日)に挟まれているが、当時は平日だった。
国会議事録によれば、提案者側は、祝日に挟まれた5月4日のみ出勤しなければならないのは「非効率」だとして、この日を休み扱いとする企業が年々増加していると指摘。「明日への英気を養うため、連続して休暇をとることは国民の願望」とうたい、法改正にこぎ着けた。
今年は「当たり年」
なぜ今年のシルバーウィークは「オセロ」が成立するのか。これには祝日の決まり方が関係している。
秋分の日は太陽が秋分点を通る日となっており、太陽と地球の位置関係をもとに国立天文台が計算。これまでは9月22~24日の範囲で設定されてきており、今年は23日になった。
一方、敬老の日はもともと9月15日に固定された祝日だった。祝日法が改正され、特定の祝日を月曜日に移して3連休化する「ハッピーマンデー制度」が導入されたことに伴い、敬老の日は2003年から「9月の第3月曜日」に改められた。
その結果、今年は敬老の日が21日になり、秋分の日との間に22日が挟まれ、祝日法3条3項が適用されることになった。敬老の日の日付が動くようになって以降、5連休が実現するのは今回で3回目になる。
内閣府の担当者は「どのような意味の祝日なのか、思いをはせながら過ごしていただきたい」としている。
そもそも今年はカレンダーの「当たり年」。祝日が一日も土曜日と重ならないためで、SNS上では「全ての祝日が有効に活用されている」などと言われている。



