大リーグのナショナル・リーグ西地区で、ドジャースが5年連続となる優勝へのマジックナンバーを「1」としている。大谷翔平を迎え入れ、4年ぶりに「世界一」の座を奪還したのは2024年のことだ。
大谷のほか、ベッツ、フリーマン、スミス……。メジャーを代表する豪華な顔ぶれは、不動だ。25年もワールドシリーズを制し、2年続けて最も長いシーズンを過ごした。
主力の離脱が相次いだ今季
しかし、同じメンバーで戦い続けることはリスクにもなる。30代の選手たちは、それぞれ年齢を重ねた。
T・ヘルナンデスは今季の歩みをこう振り返る。
「誰かがけがから戻ってきたと思ったら、今度は別の選手が離脱する。今季はまだ、一度も全員が健康な状態でそろって、本来の力を発揮できたことがないと思う」
開幕直後から、主力たちが代わる代わる痛みを訴えた。
遊撃手ベッツは4月上旬に右脇腹を痛めて約1カ月の離脱。正捕手スミスは首の張りで6月から3カ月間も不在となり、守備面での影響も大きかった。開幕から投打の「二刀流」でフル回転した大谷が最後に登板したのは、7月3日。打者として出場を続けたが、9月になって右上腕の炎症で負傷者リスト(IL)入りした。フリーマンは右ひざの状態が悪く、9月は欠場が増えている。
補強選手の不調と独走の要因
開幕前に大金をはたいて獲得した外野手タッカーも、新守護神として期待されたディアスも、満足な働きぶりとは言えない。
それでもチームは、ナショナル・リーグ西地区の首位を独走した。
なぜか――。その背景には、日本勢3人の献身があるとされる。大谷、山本由伸、佐々木朗希の3人は、試合後の記念撮影でもその結束を見せている。怪我人が続出する中でも、彼らの存在がチームを支えてきた。



