和歌山県の観光客、5年連続で前年上回る 約3392万人、外国人宿泊客は過去最高
和歌山県の観光客、5年連続で前年上回る 約3392万人

2025年に和歌山県内を訪れた観光客は、前年比3.7%増の約3392万人だったことが県のまとめで分かった。前年を上回るのは5年連続で、コロナ禍前の水準に回復しつつある。2025年6月には「アドベンチャーワールド」(白浜町)のジャイアントパンダが中国に返還されたが、県は「県全体としては、減少に転じるほどの影響はなかった」としている。

日帰り客・宿泊客ともに増加、外国人は過去最高

県が発表した「県観光客動態調査(確定値)」によると、観光施設などを訪れた日帰り客は約2845万6000人(前年比2.9%増)。旅館などを利用した宿泊客は約547万2000人(同8.1%増)だった。特に、外国人宿泊客数は前年比40%増の約71万4000人で過去最高を更新。中でも中国からの宿泊客は前年より倍増した。

県観光振興課は「大阪・関西万博の開催による関西圏への観光客の増加や、台風や大雨の影響が少なかったことなどが観光需要の伸びにつながった」と分析している。

Pickt横長バナー — Telegram用の共同買い物リストアプリ

主要観光地の動向と今後の取り組み

主要な観光地別の総数は、▽和歌山市 約652万4000人(前年比6.1%増)▽白浜温泉・椿温泉 約309万人(同2.8%増)▽串本 約206万人(同7.6%増)▽熊野本宮温泉郷 約175万5000人(同8.5%増)▽勝浦温泉・湯川温泉 約174万2000人(同7.9%増)▽高野山 約146万1000人(同3%増)――などだった。

県は「今年度は引き続き、NHK大河ドラマ『豊臣兄弟!』の放送に合わせた観光プロモーションに力を入れるなどして、和歌山の魅力発信に努める」としている。

白良浜海水浴場、好天に恵まれにぎわう

白浜町の白良浜海水浴場を7~8月に訪れた海水浴客は計21万2020人で、前年同期比72.4%増だったことが、町のまとめ(速報値)で分かった。好天が続いたことなどが影響したといい、コロナ禍以降では2022年(26万5540人)に次いで2番目に多かった。

白良浜は、関西圏などから毎年多くの客が訪れる人気の海水浴場。2019年までは40万人以上が訪れていたが、コロナ禍で2020年に約15万人に減少して以降は、海水浴離れなどが影響しておおむね10万人台で推移していた。昨年は1987年の調査開始以降、過去2番目に少ない12万2933人だった。

町によると、今年は比較的晴れの日が多く、台風などの災害も少なかったことが、海水浴客の伸びにつながったとみられる。滑り台やトランポリン型遊具などが楽しめる大型海上アスレチックが初めて設置され、人気を集めたことも影響したという。

町観光課の担当者は「コロナ禍前の水準には戻っていないものの、昨年より増えたことはありがたい。今後も様々なイベント開催と合わせて白良浜を盛り上げていきたい」としている。

町内の他の海水浴場では、「江津良」が3万1437人(前年同期比107.4%増)、「臨海浦」が2万4034人(同89.9%増)、「椿」が4499人(同123.6%増)=いずれも7月18日~8月31日=だった。

Pickt記事後バナー — 家族イラスト付きの共同買い物リストアプリ