鳥取城跡などライトアップ、通年化へ 夜の観光名所に定着目指す
鳥取城跡などライトアップ、通年化へ 夜の観光名所に定着目指す

鳥取市が鳥取城跡(鳥取市東町)周辺で行うライトアップ事業が、今年で5回目を迎えた。9月26日夕には点灯セレモニーが開かれ、市は来年度以降の常設化を視野に、夜間の観光スポットとして定着させたい考えだ。

夜間経済の活性化へ、5回目のライトアップ

この事業は、観光客向けの商品を夜間に提供し地域経済の活性化を狙う「ナイトタイムエコノミー(夜間経済)」の一環。近年はインバウンド(訪日外国人客)の増加を背景に、多くの自治体が同様の取り組みを進めている。

鳥取市は滞在型観光の推進を目的に、2022年度から鳥取城跡と、箕浦家武家門(同市尚徳町)からきなんせ広場(同市元町)までの袋川地区の2か所を対象に事業を開始。今年も両エリアで実施している。

新たな演出と地域の声

鳥取城跡では、石垣や仁風閣などを照らすほか、市内の夜景を一望できる二ノ丸跡へ続く散策道沿いに、行灯49基と周辺の木々を照らすスポットライト29基を新たに設置した。

袋川地区では、若桜街道商店街の店舗シャッターに「麒麟獅子舞」や「しゃんしゃん傘踊り」の影絵を投影。鳥取赤十字病院前の街路樹や、市役所跡に整備された「とりこいぱーく」の植栽もライトアップしている。

若桜街道活性化協議会の浜崎大輔会長(55)は「今春には商店街の空き店舗を活用した宿泊施設がオープンし、夜間に観光客が出歩く姿も見かけるようになった。知名度が高まれば」と期待を語る。

市は常設化を目指す

市は来年度以降、ライトアップの常設化を目指している。観光・ジオパーク推進課の岩田宜真係長は「街の新しい表情を地域一帯で作り上げる試み。地域の方々にも足を運んでもらい、町の活性化につなげていきたい」と話している。