鈴木農水相、備蓄米買い戻しで米価維持か 山下一仁氏「JA在庫を政府に付け替え」
鈴木農水相、備蓄米買い戻しで米価維持か

コメの民間在庫が過去最大級に積み上がる一方で、店頭価格は依然として高止まりしている。この状況に対し、元農水官僚で武蔵野大学国際総合研究所研究主幹の山下一仁氏は、与野党の農林族議員が備蓄米の買い戻しを求めており、鈴木憲和農水大臣も前向きな姿勢を示しているが、これはJAが抱えた在庫を政府在庫に付け替え、米価を高く維持するための仕組みだと指摘する。結局、コメの値段は十分には下がらず、国民が割を食うことになると批判している。

米価高止まりの背景

精米5キログラムのコメの値段は、今年1月の4416円から6月29日の週には3458円まで下がったが、3年前は2000円を切っていた水準と比較すると、依然として異常に高い。コメの在庫が大幅に増加していることから、いずれ米価は暴落し、コメ農家は多数廃業するなどと報じられているが、山下一仁氏は「少しは下がるが、ある仕組みがあるので米価は暴落しない」と断言する。その仕組みとは、放出した備蓄米の買い入れであり、これによって米価を戻そうとしているという。

備蓄米買い入れの大合唱

ここにきて、鈴木憲和農水相をはじめとする自民党農林族議員だけでなく、野党の農林族議員や共産党までもが「備蓄米を買い入れろ」と声をそろえている。物価高対策に逆行するとして官邸は反対していると報じられているが、山下一仁氏はその真意を疑う。コメの在庫が増加している原因を振り返り、JAが在庫を増やしても大丈夫な仕組みや、談合入札の可能性についても言及している。

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高市総理は農林族の言いなりに

山下一仁氏は、高市総理が農林族の言いなりになっていると批判する。備蓄米の買い戻しは、JAの在庫を政府に付け替えることで米価を維持するためのものであり、消費者にとっては不利な政策だと強調する。コメの価格が下がらない限り、国民の負担は続くことになる。

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