セブン&アイ・ホールディングスが、ポーランドのコンビニエンスストア最大手「ジャプカ・グループ」に出資する方向で最終調整に入ったことが、2026年7月16日、関係者への取材で明らかになった。店舗網が薄い欧州への進出の足がかりとする狙いがあるとみられる。
出資の詳細と背景
関係者によると、セブン&アイは投資ファンドなどが保有するジャプカの株式を取得することを検討している。セブンは日本を含む世界19の国と地域に約8万7千店舗を展開しており、海外へのさらなる出店にも注力している。しかし、欧州で店舗を有するのは北欧の3カ国(デンマーク、スウェーデン、ノルウェー)のみで、東欧や中欧への進出は今回が初めてとなる。
セブン&アイは「現時点で決定している事項はなく、コメントは差し控える」としている。
ジャプカ・グループの概要
ジャプカ・グループはポーランド国内でコンビニを展開する最大手企業で、近年は周辺国への事業拡大も進めている。同国の小売市場は成長が続いており、セブン&アイはこの市場に参入することで、欧州全体でのプレゼンス強化を図る考えとみられる。
セブン&アイはこれまで、米国やアジアを中心に海外展開を進めてきたが、欧州での存在感は限定的だった。今回の出資により、欧州での店舗網拡大を加速させる狙いがある。



