150日間の今国会は、17日の会期末まで残り5日間となった。政府提出法案13本が未成立のまま、皇室典範改正案など重要法案が最終局面を迎えている。高市首相の国会運営スタイルが異例の事態を招いたと指摘する声が自民党内からも上がっている。
高市政権下の異例国会、自民議員も驚き
自民党の磯崎仁彦参院国会対策委員長は12日、NHKの討論番組で「何とか残っている法案を成立させるべく対応していきたい。現時点では特に会期延長は考えていない」と強調した。しかし、会期末が迫る中、成立していない政府提出法案は13本に上り、議員提出の重要法案も残る。
自民党議員の一人は「こんなにひどいのは初めて」と語り、高市首相の国会嫌いが法案審議の遅れを招いたと批判する。首相は国会出席を最小限に抑え、答弁も繰り返しが目立つという。
皇室典範改正案、参院で難航
政府・自民党が最も重視する皇室典範改正案は、皇族数の確保策を柱とする。衆院では10日に審議入りし、3時間の委員会質疑を経て、与野党の賛成多数で可決された。しかし、参院では与党が過半数に届いていないため、スピード審議は困難だ。与党は衆院で4分の3超の議席を持つが、参院では過半数に満たない。
中道改革連合の伊佐進一氏は衆院予算委員会で高市首相に質問したが、首相の答弁は繰り返しが多く、審議の深まりを欠いたとの指摘がある。
国旗損壊罪法案も焦点
「国旗損壊罪」法案も参院で審議入りし、空転解消で会期内成立の公算が大きい。しかし、日本の国旗を傷つける行為に罰則を科す内容には賛否両論がある。
会期延長の可能性は
政府・与党は会期延長を否定しているが、残り5日間で13本の法案を成立させるのは極めて困難だ。野党は審議拒否も辞さない構えで、与党の強行採決が懸念される。
高市首相の国会運営は、自民党内からも「異例」とされ、今後の政治日程にも影響を与えかねない。



