高市首相の資質を問う―ウェーバーの三要素
2026年6月、プレジデントオンラインで最も反響を集めた記事は、ジャーナリスト元木昌彦氏による「政治家に最も向いていない人を首相にしてしまった…天皇すら懸念を口にされる高市早苗がいますぐやるべきこと」である。同記事は、マックス・ウェーバーが『職業としての政治』で掲げた政治家の三つの本質的資質―情熱、責任感、見識(判断力)―を基準に、高市首相を厳しく評価している。
高市首相はかつてバンドでドラムを叩いており、現在も自宅の防音室でドラムを演奏してストレスを発散するという。この点から情熱は持ち合わせていると認める一方、自身の発言への責任感や、その言葉が持つ意味を判断する力が著しく欠如していると元木氏は指摘する。さらに、「国民の声を聞く」という政治家として最低限の資質すら欠いていると断じている。
政権発足8カ月で末期症状
高市政権は2025年10月に発足し、初の女性首相誕生に沸いた。衆院選では多くの有権者が高市自民党に投票したが、その熱気は短期間で消失し、政権は末期の様相を呈している。原因として、身勝手な振る舞い、熟議の欠如、先の見通しのない独断専行が挙げられている。
記事では、2026年6月22日に高市首相が「副首都」構想関連法案を巡り日本維新の会の吉村洋文代表と会談した際の写真が掲載されている。しかし、こうした対話も実質的な成果に結び付いていないとみられる。
ランキング上位記事の内容
同月の国内政治部門では、第2位に「高市首相はもう詰んでいる…'国会答弁でのウソ'で露呈した'中傷動画疑惑'よりも深刻な問題」(山本一郎氏)、第3位に「習近平に特大ブーメラン…中国の'新型軍国主義'批判を黙らせた小泉進次郎大臣の'反論'を米側が絶賛した理由」がランクインした。
第1位の記事は、高市首相が天皇すら懸念を口にする状況にまで至っていると主張。元木氏は、高市首相がいますぐやるべきこととして、責任ある行動と国民の声に耳を傾ける姿勢の改革を暗に求めている。



