日本台湾友好議員連盟会長の古屋圭司衆院議員は9日、中国から制裁を受けた際に高市早苗首相から「大変名誉ある制裁だ」とのメールがあったことについて、高市首相の「政治家としてのウィットだ」と弁明した。
「誤解なきように」と主張
議連が9日から台湾を訪問するのを前に、羽田空港で記者団に語った。10日には頼清徳(ライチントー)総統との面会を予定している。古屋氏は記者団に、「(首相は)私が名誉だと言っているのではない。中国は超大国で、その超大国から名指しで覚えられることが名誉だという趣旨で(メールを)いただいている。誤解なきように」と主張した。
発言の経緯と影響
古屋氏は7日に東京都内であった台湾の国慶節を祝う式典のあいさつで、今春に中国から入国禁止などの制裁を受けた時、「首相から『大変名誉ある制裁だ』というメールをいただいた」と紹介していた。
2025年11月の首相の台湾有事をめぐる国会答弁で悪化している日中関係に対して、古屋氏は自身の発言の影響について問われ、「影響を与えることはない」とも主張。日中関係については「戦略的互恵関係は高市政権でも不変だ」と強調した。
野党からは批判の声
首相のメールについては野党から批判も出ている。民主改革の会の小川淳也代表は9日、記者会見で「何の名誉か。見識が疑われるし、見当違いも甚だしい。強く苦言を呈したい」と述べた。