ノーベル平和賞のピレイ氏、国際司法と人権の統合体現と赤根所長が評価
ピレイ氏平和賞、国際司法と人権の統合体現と評価

ノーベル平和賞を授与されることが決まったナビ・ピレイ氏について、国際刑事司法の視点から人権を守るために精力的に活動・研究してきた人物だと、共に仕事をした経験のある赤根所長が評価した。人権擁護と国際刑事司法が表裏一体であることを体現してきた存在だという。

アパルトヘイト抵抗者の弁護から国際司法まで

南アフリカ出身のピレイ氏は、アパルトヘイト(人種隔離政策)に抵抗した人々の弁護を担い、ルワンダ国際刑事法廷の判事として紛争下の性暴力がジェノサイド(集団殺害)罪に当たり得ると認めた歴史的な判決に携わった。国連人権高等弁務官へ就任する前は、国際刑事裁判所(ICC)の判事を務め、国際的な司法機関に長年関わってきた。

法の支配の危機における授与の意義

近年は大国によって国際法秩序が振り回され、法の支配が危機的な状況にある。ピレイ氏への授与が決まったことには、国際的な司法機関が粛々と職責を果たしてきたことへの評価と期待が込められているとみられる。

米トランプ政権やロシアからの圧力が強まる中での今回の決定は、国際司法の重要性を再確認させるものとなっている。