簗農相、予算カット発言や無料送迎など次々と疑惑浮上し辞表提出
簗農相、予算カット発言や無料送迎など疑惑浮上で辞表

簗農相を巡り、週刊文春などの報道をきっかけに数々の問題や疑惑が浮上した。高市首相に辞表を提出後、記者団の質問に答える簗農相(14日午後6時45分、首相官邸で)=永井秀典撮影

予算カット発言が発端に

最初に問題となったのは、5月下旬に非公開で開かれた自民党大田原支部の会合での発言だ。2月の衆院選で自身を支援しなかった栃木県の那須烏山市と那珂川町の道路予算を「大幅にカットした」と発言した。

9月に農相として初入閣後、同誌などの報道で明るみに出ると、支持・不支持を理由に有権者をどう喝する姿勢に批判が集中。発言の撤回、謝罪に追い込まれた。

無料送迎と報酬疑惑

過去の衆院選で、支持者らをシャトルバスで無料送迎していたことも明らかになった。公職選挙法は候補者が選挙区内の有権者に金銭や物品を提供するのを禁じており、無料の場合、同法違反に当たる可能性がある。

当初、簗氏は地元選挙管理委員会から事前に違法性がないことを確認したと国会で説明した。しかし、14日には事後に問い合わせた可能性があるとの認識を示し、答弁を修正した。

同日には、簗氏陣営が複数の運動員に対して電話での投票呼びかけの対価として報酬を渡していた疑惑が報じられた。事実なら、報酬を支払える運動員を限定した同法に違反する。