日本国際貿易促進協会(国貿促)会長として9月下旬に訪中した岩屋毅前外相が8日、国会内で朝日新聞のインタビューに応じた。昨年11月の高市早苗首相による台湾有事をめぐる発言で悪化した日中関係について、王毅(ワンイー)共産党政治局員兼外相が「もう一度正常化が必要だ。日中は原点に戻り、方向性を正す必要がある」と述べたと明かした。岩屋氏は、日中間で交わされてきた「四つの政治文書」を両政府間で再確認する機会を作るよう提案したことも明らかにした。
王毅氏との会談内容
岩屋氏は9月28日に中国外交トップの王氏、29日に経済政策を担当する何立峰(ホーリーフォン)副首相と会談。高市氏の台湾有事発言以降、習近平(シーチンピン)指導部幹部と日本の重要閣僚経験者による初の公式会談となった。
岩屋氏によると、王氏は会談で、「中国は対話はオープンだが、対話は問題を解決するために行わなければならない」と主張。高市氏の発言を念頭に、「指導者の間違った発言の撤回」「理性的な対中認識」「正しい歴史観」の3点を求めた。
正常化への提案
王氏は、日中国交正常化から来年で55年になるとして「もう一度正常化が必要だ」と述べた。これに対し、岩屋氏は「私個…」と述べた。