古謝玄太沖縄県知事が7日、就任後初めて上京し、小泉進次郎防衛相や茂木敏充外相と相次いで面会した。アメリカ軍普天間基地(宜野湾市)の海兵隊員が強盗殺人容疑で逮捕された事件について、再発防止の徹底や「実効性のある抜本的な対策」を求めた。
知事「米軍の綱紀粛正は機能していない」
古謝氏は小泉氏との面会で、事件について「極めて悪質で、断じて許せるものではない」と指摘。「県はこれまで事件が起こるたびに米軍に対し再発防止を求めているものの、このような事件が再び起きたことは、米軍の綱紀粛正、人権教育等が全く機能していないと言わざるを得ない」と批判した。
小泉氏は「事件の発生を防止するべく、いかに実効性のある措置をとっていくかについて、日米間で協議を進めていきたい」と話した。
防衛相「米側に強く抗議」 首相との面会も予定
また小泉氏は、米側に強く抗議し、捜査への全面協力を求めているとし、「このような悲劇が二度と繰り返されることがないよう綱紀粛正、再発防止の徹底、被害者遺族への適切な対応について強く申し入れた」とも説明した。
古謝氏は午後には首相官邸を訪れ、高市早苗首相、木原稔官房長官と面会する予定だ。
事件は知事就任4日目に発生
事件は古謝氏が知事に就任して4日目の10月3日未明に起きた。那覇市のホテルで女性の遺体が見つかり、沖縄県警は4日、女性を殺害し財布などを奪ったとして、米海兵隊上等兵のデビン・ジェイコブ・バラード容疑者(20)を強盗殺人の容疑で緊急逮捕した。バラード容疑者は「私は知りません」と容疑を否認している。