長崎県は28日、川棚町中央公民館で、石木ダム建設事業について町議を対象とした「有識者の意見を聞く場」を開催した。建設への賛否のほか、長期化する問題への疲れを示す声も聞かれた。
早期建設と反対の意見
町議会の石木ダム対策調査特別委員会に所属する議員がまず発言。堀田一徳議員は「(建設を)延ばせば延ばすほど建設費が膨らむ。水がなければ県北地域経済の発展は望めない」と早期建設を要望した。
一方、建設予定地に今も暮らす13世帯の一人という炭谷猛議員は反対の立場から、建設の根拠となる大雨時の降水量のデータについて専門家から疑問が指摘されていることに関し、「客観的な検証を」と求めた。
町民の疲れと知事の見解
特別委の田口一信委員長は「町民は疲れていて、心を合わせて町づくりに取り組むような雰囲気にならない。知事は早急に解決してほしい」と希望した。
平田知事は会合後、「地域のみなさんがどう考えているかを町議の方々から聞き、非常に有意義だった」と述べた。



